子どもの歯の矯正(咬合誘導)
口腔機能発達不全症を防止することで、正常で健康な心身の発達を目指します。
昨今、お口のトラブルと全身に与える影響に関するお話は耳にされたことがあると思います。
これは大人だけの話ではなく、お子様にも言えます。
子供の歯は生え変わるから気にしなくてもいいと思っていませんか?
子供の歯は食事をする為だけでなく大人の歯に生え変わる為の準備期間でもあります。
歯並びは骨格の大きさだけでなく、口唇や頰、舌等お口に関係する筋肉の影響を受けるのはご存知ですか。
それらの筋肉の発達は乳児期から始まっているのです。
歯並びや噛み合わせが悪いと・・・
大切なお子様の口の中、気になっていることはありませんか?
咬合誘導
咬合誘導は、子どものために今でも開発され、できる限り子どもの負担が少なくなるように工夫されています。
早期であれば、歯の表面に24時間ギラギラした装置を付け続けることが必要ない治療方法が多数あります。
しかし、歯科医師全てがこの治療を提供できるわけではなく、また矯正の専門医は、昔からの技法を重んじる傾向にあります。
何より、子どもが好きで、助けてあげたいという気持ちが強くないと長期間治療を続けるのは難しいのではないでしょうか。
当院では子どもを大切に想う院長自らが、咬合誘導を2年かけて学び、さらに子どもたちが無理なく通える歯科医院作りに、多くの時間を費やしております。
クローバーデンタルだからこそ、子どものための矯正「咬合誘導」を成功に導けるのだと確信しております。
MRC(エムアールシー)
MRC(Myofunctional Reseach Company)は、オーストラリアにあり、代表であるクリス・ファネル先生は、矯正治療前に、不正咬合の原因を治療する真の筋機能装置としてトレイナーを30年前に開発しました。
現在では、世界100カ国以上に広まり、日本においても多くの歯科医師がこの装置を使用しています。
そのコンセプトは「まず機能を治療し、歯の治療は最後に」というものです。この治療のメリットは、顔の発育、歯を抜かない、結果の安定性にあります。
3D(スリーディー)
アメリカのウィルソン先生によって考案された矯正治療です。歯の内側にワイヤーによる装置を装着することにより、子どもの成長期に合わせた歯の生え変わりに合わせた歯の移動を行うことができます。
何より小学生時代の乳歯から永久歯に生え変わる時期に特化して、歯の生える場所や歯の生える方向、あるいは、傾きや噛み合わせまで制御できる特徴があります。
最終的には、フルブラケットにより、成人の安定性、呼吸、摂食・嚥下まで配慮できる治療法です。
MRC(エムアールシー)
MRCトレーナー矯正とは?
MRC(Myofunctional Research Co.)とはトレーナー装置(T4K®)というマウスピース型の矯正装置を使用しながら、一緒にロのまわりの筋肉トレーニング(筋トレ)をして子供たちの不正咬合(乱れた歯並び)を早期に治療するシステムです。
不正咬合の原因となる舌のクセ、ロ呼級などの悪習癖を治療することで、本来子供が持っている正しい歯並びを促します。また、呼吸を改善することは歯並びだけでなく健康面においても大きなメリットがあります。
従来の矯正トレーニング方法とは大きく異なり、子供たちが楽しんでいるうちにトレーニングになってしまっていることが多く、途中で矯正をあきらめてしまう可能性が少ないです。
全身の健康にとってもメリットがあります。
このマイオブレース治療の本当の良さは、ただ悪い歯並びを良くすることだけではなく、免疫力が上がることや、アトピー性皮膚炎、ぜんそくの改善、睡眠時無呼吸症候群の予防、顎が正常に発育することなど、全身の健康に大きなメリットがあるのです。
T4K(マウスピース)の特徴
様々なタイプのマウスピースがあります。
簡単に取り外しができます。
1日1時間から装着できます。
ご自宅で使用できます。
無理なく始められます。
乳歯から始められます。
既製品なので、お求め安い価格です。
正しく使えて初めて効果を発揮します
T4K等の筋機能矯正装置を使用中のお子様のご両親によくある悩みとして、「子供が装置を入れたがらない!」「歯科医院で装置をもらったがあまり使い方をわかっていない」があります。
クローバーデンタル では、多くの事例に基づくノウハウがあり、お子様が必ずT4Kを装着できるようなコツをトレーニングを通じて身に着けるように致します。
筋機能矯正は小さなお子様ほど良い結果が出やすく、通常の矯正治療に比べてトータルの出費を抑える事が可能です。ピアノの練習のように、良い製品を質の高いトレーナーが指導をする事ですばらしい効果が期待できますので、是非当院でのトレーニングをお勧め致します。
様々正しい呼吸法の習得
正しい飲み込み方の習得
正しい舌の使い方の習得
正しい呼吸方法の習得
正しい姿勢の習得
3D(スリーディー)
3D(スリーディー)の特徴
装置が内側にあるので見えません。
お子さんに痛い思いをさせません。
スポーツも、習い事も、ほとんど支障なくできます。
生え変わりの間中、ずっと見守っていくので安心です。
必要なときに、その都度乳歯を抜歯しながら、最適な状態を維持することで、将来、永久歯を抜歯して矯正することを予防します。
舌の位置を上げ、鼻呼吸しやすく、体を健康にします。
3Dリンガル
・太い主線(0.9mm)と細い弾線(0.5mm)から成ります。弾線による力で、目的の歯を傾斜移動させることが可能です。また、金属のバンドをした歯を固定するためにも使用します。
・自分自身では着脱できませんが、治療の際、主治医が行います。装着当初は違和感があり、しゃべりにくかったり、つばを飲み込みにくかったりしますが、数日で慣れてしまいます。
可撤式装置に比べて虫歯リスクは少しだけ高いですが、装置が位置する歯の裏側はカリエスになりにくい部位でもあります。食事後に詰まった食べ物をとろうとして壊してくる事が多いですので注意が必要です。
3Dクアド
・歯の裏側より、歯列を横方向へ拡大する装置です。拡大速度は拡大床装置と急速拡大装置の中間ぐらいです。
ループになっている箇所をヘリックスといい、ヘリックスのないものをWタイプ拡大装置といいます。
・主に、歯列の拡大を必要とする成長期の子供に使用します。大人でも、側方歯の傾斜移動が必要な場合には使用します。
装着当初は違和感があり、しゃべりにくかったり、つばを飲み込みにくかったりしますが、数日で慣れてしまいます。
可撤式装置に比べて虫歯リスクは少しだけ高いですが、装置が位置する歯の裏側はカリエスになりにくい部位でもあります。食事後に詰まった食べ物をとろうとして壊してくる事が多いですので注意が必要です。特にヘリックス部には食物が詰まりやすいですが、歯列から離れた部位ですので、これが原因で虫歯になることはありません。
ダイレクトボンディング
最後の仕上げです。
通常の矯正とは異なり、3Dリンガル→3Dクワドと進めているため、歯列がほとんど並びつつある状態から開始します。
ダイレクトボンディングは歯面に直接レジンを盛って歯を修復する治療法です。主に前歯の欠けてしまったところ、歯のすき間、色の変更などに使うもので、1日で綺麗な形をつくることができます。天然歯のような自然な色に仕上げることができるので、目立つことがなく自分の歯と同じように使うことが可能です。3ヶ月ほどで終わることもあります。見える装置が早く終わることは、嬉しいものです。
咬合誘導の流れ
MRCと3D比較表
MRC | 3D | 一般矯正治療 | |
---|---|---|---|
矯正器具 | マウスピース(自分で外せる) | 内側のワイヤー(自分で外せない) | DB(自分で外せない) |
痛み | なし | 少ない | 多い |
抜歯 | 歯の生える時期に相談 | 永久歯非抜歯 | 永久歯抜歯 |
期間 | 2年から3年 | 5年から6年位 | 2年から4年 |
最終仕上げ | 自然に並ぶところまで | DB 6ヶ月以内 | 矯正期間と同じ年数保定期間 |
年齢 | 就学前後 | 修学後(永久歯列完成まで) | いつでも(成人矯正) |
費用 | その都度 | 3回に分けて | 一括 |
結果 | 健康と自然の歯並び | 健康と綺麗な歯並び | 歯並びのために健康を犠牲 |
咬合誘導の費用
相談料:無料
精密検査料:20,000円
矯正についてのご相談は、無料となります。
矯正を行うことになりましたら、検査費用として上記の精密検査料をいただくことなります。
〜MRCの費用〜
取り外しの「マウスピース」の使用と「アクティビティ」の内容になります。
毎日、マウスピースを自宅で使用し、月に一度、歯科医院にてアクティビティを行います。
アクティビティがご自身でできるようになり、観察だけになると、確認と観察料だけになります。
お支払いはその都度になり、初期費用がありません。
MRC矯正 1装置:12,500円
3ヶ月に1回新品交換(都度購入)。
1年で50,000円、3年で150,000円位と導入しやすく、途中で変更しやすいのが特徴です。
幼少期から始め、お子さんのやる気に応じて、1期治療(3D)に変更も可能です。
※治療期間:3年が目安
観察料(施術なし):2,000円(定期検診の方は無料)
アクティビティ(MRC.観察料込):4,000円
〜3Dの費用〜
はじめに使用する床装置以外は、全て歯科医院でのワイヤーの調整などの施術が中心となります。
3Dに使用する材料は、初期費用に含まれます。
月に一度、装置の調整を行います。途中で、観察だけになる時期もあります。
3段階に分かれて、初期費用が発生します。
口腔機能発達不全症
生まれた瞬間からの母乳やミルク、離乳食などの誤った与え方によって口腔周囲 筋の機能的発達不全を起こし、呼吸や嚥下に障害を生じてしまいます。
同病名と診断された場合、歯科医院で保険管理を行えます。
口育とは
人は舌を中心とした口腔周囲筋の機能的発達が不十分な場合、顎が矮小化または下顎の後退を起こし、気道が狭くなり歯並びや呼吸に大きな支障が生じます。
特に気道が狭くなることで酸素が十分に入らず発育や発達に障害が生じたり、学習能力や運動能力にも支障が生じます。
そして老年期より口腔機能が低下し、早期に摂食・嚥下障害に陥り、介護、そして胃ろうとなって行きます。
これらを防ぐためには、子供の頃からの良好な口腔機能の成長・発達が不可欠です。
新生児期から呼吸、嚥下の正常発達を促進する事により、口腔機能発達不全症を防止する事で、不正歯列、不正な顎顔面の成長、口呼吸、食機能低下、閉塞性呼吸障害、睡眠障害を予防し、遺伝子どおりの姿形の獲得と正常で健康な心身の発達を目指します。
『口育』は、人生の「始まり」から「終わり」まで、
人間らしい生活を生涯にわたって営む為の機能予防管理術です。
マイナス1歳からの一生涯の口腔機能マネジメント
【0〜15歳 乳児期から口腔機能の発達全般をマネジメント】
- 【妊娠期】出産直後からの口育指導、安定期の歯周病コントロールによる早産防止指導
- 【0歳〜】哺乳指導、離乳食指導を通じた口育指導
- 【1歳半〜】う蝕予防指導管理
- 【2歳〜】導入筋機能療法
- 【3歳〜】保険での口腔機能不完全症管理
- 【5歳〜】本格的筋機能療法
【16歳〜 咀嚼の維持管理をマネジメント】
- SPT IIなどの歯周病管理の必要性重要性の指導
- 歯ぎしりなど外傷性咬合に対するナイトガードの使用指導
- う蝕の検査、管理の必要性重要性の指導
【65歳〜 口腔機能低下症に対する管理をマネジメント】
- 口腔機能低下症に対する検査の必要性の指導
- 口腔機能低下症に対するトレーニングの指導